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2025.07.11

「完璧じゃないと動けない」あなたへ。一歩踏み出す勇気のつくり方

はじめに:「動きたいのに動けない」その感情は、あなた一人ではない

「もう少し準備してからにしよう」「今の自分ではまだ早いかもしれない」
そんなふうに、動き出すことをためらってしまう場面は、きっと誰にでもあるはずです。

とくに、自分と真剣に向き合ってきた人ほど、「どうせやるならちゃんとやりたい」「中途半端なまま進むのは違う」と感じやすいかもしれません。

完璧を目指す気持ちと、心のバランス

完璧を目指す姿勢そのものは、決して悪いことではありません。
丁寧に準備し、最善を尽くそうとする姿には、真摯さや誠実さがにじんでいます。

でも、それが「完璧でなければ意味がない」「完璧じゃない自分には価値がない」という感覚へと変わったとき、気づかないうちに心のバランスが崩れてしまうことがあります。

行動できない理由に気づく

たとえば、新しいプロジェクトの提案、長く温めてきた企画、資格の取得、副業の挑戦。
「ちゃんとやれる状態になるまで」と先送りにしてしまっているもの、あなたの中にもあるかもしれません。

行動する前に迷いが生まれる
やりたいのに動けない
自信があるふりをしながら、実はずっと不安を抱えている

そんな状態が続くと、自分の意思ではなく「正しくあること」や「評価されること」が基準になってしまうんですよね。

「完璧って、誰のもの?」という問い

ふと、立ち止まりたくなる瞬間があります。
完璧って、いったい誰の基準なのでしょうか。
その“正しさ”は、本当に自分にとってのものなのでしょうか。

評価のルールを自分の外側に置き続ける限り、どこまでいっても終わりが見えなくなってしまいます。

未完成なまま動いてみるという選択肢

だからこそ、自分の輪郭を取り戻すためには、「足りないままの自分」を認めるところから始めてみる。
それが大切な一歩になるように感じています。

正直に言うと、私自身も「完璧じゃなくていい」と心から言い切れるわけではありません。
不安もありますし、立ち止まることも多いです。
でも、不格好なままでも少し動いてみたとき、確かに景色が変わることがあるんですよね。

小さな一歩がくれる気づきと出会い

結果がうまくいかなかったとしても、そこには思わぬ気づきがあります。
自分の癖に気づいたり、新たな興味が芽生えたり、誰かとの出会いが生まれたり。
完璧な準備では届かなかった何かに、出会えることがあるのです。

完璧を手放すことは、つながりと成長のはじまり

むしろ、「完璧になれる」と信じてしまうこと自体が、少しだけ傲慢なのかもしれません。
人は足りないからこそ、誰かを頼ることができるし、柔軟でいられる。
未完成であることは、弱さではなく、他者とつながる余白であり、自分を更新し続ける余地でもあります。

最後に:その一歩を止めているものの正体

一歩を踏み出すことに迷ったとき、私もよく自分に問いかけます。
なぜ、ためらっているのか。
その“足りなさ”は本当に欠点なのか。
そして、それでも「やってみたい」と思えている自分がいるのなら、その気持ちを信じてみたい。

完璧じゃないことを、まずは自分自身が受け止める。
そのところから始めるのが、ちょうどいい。そう思うのです。

いま、あなたの中に「動けない理由」があるとしたら。
その理由ごと受けとめながら、自分らしい一歩を一緒に見つけていきませんか?
キャリアセッションでは、“整っていないままの自分”から始める対話をご用意しています。

2025年7月
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