お問い合わせ
メニュー
Courses & Pricing Plans
Column
Column
2025.07.23

「完璧じゃないと動けない」あなたへ。一歩踏み出す勇気のつくり方

「動きたいのに動けない」その感情は、あなた一人ではない

「もう少し準備してからにしよう」「今の自分ではまだ早いかもしれない」
そんなふうに、動き出すことをためらってしまう場面は、きっと誰にでもあるはずです。

とくに、自分と真剣に向き合ってきた人ほど、「どうせやるならちゃんとやりたい」「中途半端なまま進むのは違う」と感じやすいかもしれません。

完璧を目指す気持ちと、心のバランス

完璧を目指す姿勢そのものは、決して悪いことではありません。
丁寧に準備し、最善を尽くそうとする姿には、真摯さや誠実さがにじんでいます。

でも、それが「完璧でなければ意味がない」「完璧じゃない自分には価値がない」という感覚へと変わったとき、気づかないうちに心のバランスが崩れてしまうことがあります。

行動できない理由に気づく

たとえば、新しいプロジェクトの提案、長く温めてきた企画、資格の取得、副業の挑戦。
「ちゃんとやれる状態になるまで」と先送りにしてしまっているもの、あなたの中にもあるかもしれません。

行動する前に迷いが生まれる
やりたいのに動けない
自信があるふりをしながら、実はずっと不安を抱えている

そんな状態が続くと、自分の意思ではなく「正しくあること」や「評価されること」が基準になってしまうんですよね。

「完璧って、誰のもの?」という問い

ふと、立ち止まりたくなる瞬間があります。
完璧って、いったい誰の基準なのでしょうか。
その“正しさ”は、本当に自分にとってのものなのでしょうか。

評価のルールを自分の外側に置き続ける限り、どこまでいっても終わりが見えなくなってしまいます。

未完成なまま動いてみるという選択肢

だからこそ、自分の輪郭を取り戻すためには、「足りないままの自分」を認めるところから始めてみる。
それが大切な一歩になるように感じています。

正直に言うと、私自身も「完璧じゃなくていい」と心から言い切れるわけではありません。
不安もありますし、立ち止まることも多いです。
でも、不格好なままでも少し動いてみたとき、確かに景色が変わることがあるんですよね。

小さな一歩がくれる気づきと出会い

結果がうまくいかなかったとしても、そこには思わぬ気づきがあります。
自分の癖に気づいたり、新たな興味が芽生えたり、誰かとの出会いが生まれたり。
完璧な準備では届かなかった何かに、出会えることがあるのです。

完璧を手放すことは、つながりと成長のはじまり

むしろ、「完璧になれる」と信じてしまうこと自体が、少しだけ傲慢なのかもしれません。
人は足りないからこそ、誰かを頼ることができるし、柔軟でいられる。
未完成であることは、弱さではなく、他者とつながる余白であり、自分を更新し続ける余地でもあります。

その一歩を止めているものの正体

一歩を踏み出すことに迷ったとき、私もよく自分に問いかけます。
なぜ、ためらっているのか。
その“足りなさ”は本当に欠点なのか。
そして、それでも「やってみたい」と思えている自分がいるのなら、その気持ちを信じてみたい。

完璧じゃないことを、まずは自分自身が受け止める。
そのところから始めるのが、ちょうどいい。そう思うのです。

いま、あなたの中に「動けない理由」があるとしたら。
その理由ごと受けとめながら、自分らしい一歩を一緒に見つけていきませんか?
キャリアセッションでは、“整っていないままの自分”から始める対話をご用意しています。

2025年9月
問い合わせ状況

15
お問い合わせ