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2025.10.15

根を耕す時間 「心根(こころね)」と向き合う生き方

心根(こころね)とは何か

「心根(こころね)」とは、心の奥底や本当の心、真情、本性を意味します。私はこの「根」という字に、軸やベース、信念や美徳といった揺るぎないものを感じます。枝葉ではなく、目に見えない部分で全体を支える大切な土台。それが心根です。

見えない根でつながる人との出会い

振り返ると、私は不思議とこの心根が近い人たちと、自然に引き合うように真剣な仕事をしてきました。「引き寄せの法則」という言葉もありますが、心根という言葉が頭に浮かんだとき、「引き寄せる」というより、もともと土の奥で繋がっているのではないか──そんな感覚がしました。

枝葉ばかりに意識を向けていないか

人と働くことを生業とする私にとって、ビジネスパーソンが自分の心根と向き合う時間をどれほど持てているのか、常に気になります。自分を一本の木に例えるなら、多くの人が枝葉、つまり目に見える成果や役職、評価などに意識を向けがちです。枝葉は季節が過ぎれば落ち、また芽吹くもの。にもかかわらず、成果や評価という“見える部分”ばかりを追い、大切な根っこに養分を与えることを後回しにしていないでしょうか。気づけば根が痩せ、立ち上がれない危うさがあります。

心根に向き合えない理由

なぜ根に意識を割けないのか。
「見えるところ」「すぐ結果が出るところ」へと向かう思考パターンに慣れてしまったからかもしれません。インスタントラーメンやレトルト食品のように、短時間で「手応え」を得られるものが心地よく安心感を与えてくれる。検索すれば即答が返り、AIに尋ねれば一瞬で知識が得られる今、この傾向はますます加速していきます。

心根と向き合うために必要なこと

しかし、根にアクセスする時間は一朝一夕では得られません。形のないものを手探りで探る営みは、正解も終わりもなく、時間もかかります。だからこそ、一人で取り組むには心が折れそうになることもあります。

誰かに頼る

私は「誰かに頼る」ことが一番だと思います。信頼できる相手との対話は、自分では気づけない内面を映し出す鏡になります。コーチングやキャリア相談、あるいは友人や家族との深い対話も同じです。自分の心根に養分を届けるリフレクションの時間は、これからますます貴重になるでしょう。

心根に栄養を与える一歩を

枝葉の成長ばかりを追う日々から一歩離れ、自分の根を耕す時間を意識的に取る。キャリアの方向性に迷いを感じる今こそ、その一歩が求められています。
あなたは、どんな養分を自分の根に与えていますか。
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