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2025.07.11

キャリアゴールは“山頂”じゃない。登るより「自分の道」を見つける働き方へ

“ゴール”を目指して走ることの意味と、その先の問い

「部長になりたい」「年収1,000万円を超えたい」──
そんなキャリアゴールを掲げて走ってきたビジネスパーソンは少なくないはずです。

けれど、達成のその先にふと立ち止まったとき──
「自分はどこへ向かっているのか?」
「本当に手に入れたかったものは何だったのか?」
そんな問いが浮かぶことはないでしょうか?

登ることで得られるもの、そして置き去りになるもの

キャリアにおいて「登る」ことは、確かに成長や達成感を与えてくれます。
年収、役職、上場──それらは目に見える成果であり、自分の軌跡として語りやすい。

ただ、登り続けること自体が目的化してしまうと、
本来「なりたかった自分」や「手に入れたかった充実感」が置き去りになることもあります。

気づけば、山の頂に立ってはいるけれど、
「この先、どこへ向かえばいいのか分からない」。
そんな感覚に苛まれる人も少なくありません。

キャリアとは、これまでの“轍(わだち)”を辿ること

キャリア(Career)の語源は「轍(わだち)」──
つまり、“これまで自分が歩んできた道”を意味しています。

ゴールや目的地にばかり目を奪われがちですが、
本当に大切なのは、「これまでどんな道を、どういう気持ちで歩いてきたか?」という視点です。

その道は、自分らしかったか?
心が動く瞬間はあったか?
その歩みのなかに、自分の価値観や喜びの源泉が必ずあります。

山頂に立つ意味は、“これまで”を見渡すためにある

キャリアを味わうとは、山を登り続けることだけではありません。
むしろ大切なのは、一度立ち止まり、これまで歩んできた道を山頂から見渡してみること。

「ああ、こんなところで喜びを感じていたんだ」
「あのときの決断は、自分らしかったな」

そんなふうに、“過去の選択の意味”を再発見することができたとき、
未来への選択も変わっていきます。

キャリアゴールは、しっくりくる「自分の道」の延長にある

目指すべきは、より高い山ではなく、自分が自分らしく歩ける道を見つけていくこと。

「しっくりくる」「納得できる」──
そんな感覚を大切にしたキャリアこそが、自分だけの“ゴールの形”をつくります。

数値や役職で測れるゴールではなく、
「心の安定感」や「人生全体の幸福感」といった、測れない価値が、むしろ本質なのかもしれません。

まとめ|「どこまで登ったか」ではなく「どう歩んできたか」

キャリアとは、どこまで登ったかではなく、どう歩んできたか。

山頂から降りるように、これまでの道を見下ろしてみたとき、
本当に目指したい未来が、違った形で見えてくるかもしれません。

“自分だけの道”を見つけるために

あなたは、どんな道を歩いてきましたか?
そしてこれから、どんな歩みを重ねていきたいですか?

キャリアセッションでは、登るべき山を探すのではなく、
“これまでの道のり”の中に眠るあなたらしさを言葉にし、
しっくりくる次の一歩を見つけるお手伝いをしています。

2025年7月
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